「プロフェッショナル人材が挑戦するエコシステム」を創造する
2016.10.29 サービス時代が変わり会社が人を守る時代から、人が働き方を選ぶ時代になった。
岡本氏はフリーランスのプロフェッショナル人材が活躍できる舞台を提供するため、みらいワークスを設立する。
プロフィール
岡本祥治
株式会社みらいワークス 代表取締役
2000年 慶応義塾大学理工学部卒 アクセンチュア株式会社に入社
コンサルタントとして新規事業立上げなどを推進
2007年 プロフェッショナル人材サービス事業立ち上げ
プロフェッショナルが活躍できる環境を提供する
バブル崩壊以降、日本経済は低迷を続けているともいわれている。
大企業が倒産し、会社が従業員を守れなくなった現在、人は自分の身は自分で守らなければいけない時代になっている。
株式会社みらいワークスは、プロフェッショナルとしてのスキルを持つ人たちを対象にした人材サービスだ。
高難度の案件などを、高いスキルをもったフリーランスに紹介することで、マッチングサービスを行っている。
30代にさしかかって
大学を卒業して、有名コンサルタントでキャリアを積んでいた岡本氏。
しかし、30代に差し掛かって人生の目標がまだ見つかっていないのでは、と自分を見つめなおす。
外資系の企業に勤め、海外にも渡航して世界に対してアンテナを張って来たが、自分が日本人であることを思い出し、日本についてもっと知るべきだと考えたという。
そして、47都道府県を回った結果、世界に誇れるすばらしい国であることを再確認しつつも、一方で過疎化、人口の減少、地方経済の縮小など、様々な問題も発見した。
そこでもう一度、日本を元気にしたいと思い立ち、起業を決意したという。
日本の優秀な人材を発掘する
岡本氏は、日本には優秀な人材はたくさんいるが、その人たちは自らのポテンシャルを生かし切れていないと感じているという。
あるいは時代の変化になかなかついていけず、活躍の場を見逃しているのではないかと考えている。
現在は、簡単に株式会社を設立することもでき、またパソコンがあれば個人でどこでも仕事をすることができる環境にある。
その中で、個人が挑戦できる環境、そのプラットフォームになることがみらいワークスの使命であると語る。
新しい時代に向けて
2025年には、日本では583万人の労働力が不足すると言われている。
その中で、多様な働き方を認められない限り労働力を確保することは難しくなってくる・
政府も社会制度の改革をはじめ、働き方は多様化してくる。
その中で、特にプロフェッショナル人材の不足に悩んでいる企業も多い。
しかし、みらいワークスを利用すれば、プロジェクトごとにそれに適合した知識やスキルを持ったフリーランスの人材と出会うことができると語る。
相反する視点と、まず行動すること
岡本氏は相反する二つの視点を持って経営することを心がけているという。
計画で言えば、「短期と中・長期」。
「自分の意見」と「他者の意見」という風に、だ。
それら二つの相反する性質のものを共に両立させることが大切だという。
さらに、機会損失についても敏感だ。
人はやらない理由を探すことが多いが、それでは成功もしないし、経験を得ることもできない。
しかし、胸の内に湧き上がる不安を振り払って、まずは行動してみることで、得られるものも多いと語る。
参考:
https://mirai-works.co.jp/aboutus/