どんな人も自分らしく働ける社会づくりを!株式会社manaby岡﨑衛
2019.1.25 IT・WEB
大学2年生の時初めて起業した岡崎氏は障がいのある人など誰もが自分らしく働ける社会づくりを目指し事業展開を行っています。
宮崎衛氏プロフィール
1987年生まれ。
大学在学中の2009年株式会社ユニークアイを設立し、2016年株式会社manabyを立ち上げ、現在東北に7拠点、関東に6拠点展開中。
大学2年の時初めて起業
大学2年生の時に初めて起業した彼は現在代表を務めている株式会社ユニークアイを立ち上げます。
知り合いのつてで八戸にて就労移行支援事業所をスタートさせます。
当時のスタッフのほとんどは年上だったそうで、親世代もいたといいます。
その中で経営をしていくのは非常に大変だったものの、共感してもらえれば共に仲間として働いてもらえるという実感を得られたのもこの時期だったそう。
その後、manabyの立ち上げのきっかけがこのユニークアイでの出会いだったと言います。
ユニークアイの利用者の中に動画を作るのが得意な女性がおり、この女性はある障害によって人とコミュニケーションを取るのが難しかったそう。
いっぽうで、八戸で障がいがある人が働ける仕事と言うと、部品の組み立てや掃除程度しかなく非常に限定的だったと言います。
つまり、ITスキルがあってもコミュニケーション能力が低い人にとっての環境づくりが行われてないと感じた彼は障がいがあっても、それぞれの人たちが自分らしく生きていける環境づくりを行いたいと考えた結果、2014年新たなビジネス展開を考えるようになります。
今後の展望
さて、株式会社manabyの今後のビジョンとしてはできる限り多くの地域で自分らしく働けるようなシステムづくりを行うことだそう。
そのためにも事業拠点を増やし、既存の施設のサービス水準を上げていきたいと考えています。
さらに、ベンチャー企業であるmanabyは新規事業を立ち上げる計画も積極的に行っています。
たとえば、就労継続支援B型施設であるmanabyクリエーションズ仙台の立ち上げ。
ここでは利用者が雇用契約を締結せず自分の裁量で働くことが可能となっています。
彼は移行支援事業だけではフォローしきれない人たちのための居場所づくりを行いたいと考えており、それぞれの人の個性を活かしたいと考えています。
このmanabyクリエーション仙台の事業の主軸はウェブメディア運営だそうで、将来的には利用者それぞれの個性を活かし事業を展開していきたいと考えています。
岡崎氏はこれまで順調に事業展開を進めており、同時に新たな取り組みにも積極的ですが、当初は失敗ばかりしていたそう。
学生へ伝えたいこと
今後社会に出る人へ伝えたいこととして、学生時代は常識や周りの人の目が気になるかもしれないが、自分に正直に強い思いを持って行動すれば必ず乗りこえることができるということだそう。
彼の東北から発信するこの強い思いによって、どんな人でも自分らしく働ける社会を実現可能にしていきます。