倒産寸前の会社を立て直すことに成功!株式会社エコスタイル木下公貴
2019.2.18 IT・WEB
木下氏は会社員から突然倒産寸前の会社の社長に就任します。
さまざまな取り組みが功を奏し、売り上げ目標5千億円の企業へと成長させました。
木下公貴氏プロフィール
1969年福岡県生まれ。
損害保険会社などに勤務の後、エコスタイル入社。
2008年代表取締役社長に就任し、現在にいたります。
倒産寸前の会社を継承
木下氏は倒産寸前だったエコスタイルを39歳の時会社員から突然次期社長に就任します。
その当時、彼は経営とは何をするものなのか、社長とは何か全く分からない状態で、経営者の本などを読み精神や考え方を学んだそう。
ですが、利益を追い求めても全く利益が上がるどころか給料も出せないほどだったとか。
そこで、彼がやったことは商品を買ってもらおうとするのではなく、自分自身どういったものが欲しいのかを考えるというもの。
この商品ならぜひ買いたいと思ってもらえるような製品やサービスを自分が欲しいと思う値段で提供するシステムを構築します。
事業を転換し軌道に乗せる
オール電化製品の訪問販売や電話での勧誘で事業を始めたものの、その後住宅用太陽光発電の余剰電力買い取り制度や補助金制度がスタートしたことから事業を太陽光発電事業へと転換したそう。
質が高く安いサービスの提供を行う経営努力が功を奏し、利益率が上がっていきます。
ただ、ウェブサイトによる集客のため約束を守れないというリスクが伴ったため、お客様のトラブルに誠心誠意応えられなければ淘汰されてしまう可能性があると考えた結果、誠実にお客様に対応を続けてきました。
こういった顧客を満足させるサービスが認められ、お客様の90パーセント以上もの方が人に勧めたいと答えてくれているそう。
女性が働きやすい環境づくり
組織を活性化するため、MVP制度や提案制度などを取り入れているそう。
さらに、社内交流を活発にするため部活動制度や社内報などもあります。
また、女性が働きやすい環境づくりを促進し、たとえば、全国の営業所で働く女性を集め女性が社会で働く上でのさまざまなノウハウを共有し合う集まりを開催しています。
女性社員の比率が高いため主任以上の役職に就いている女性は10名以上もいるというから素晴らしいですね。
売り上げ5千億円を目指す
今後のビジョンとしては再生可能エネルギーや電力市場には可能性が無限にあると考えているため、売り上げ5千億円を目標としているそう。
一見すると目標が高すぎるように思いますが、今行っている事業を確実に成長させることができれば達成できる目標だと確信していると言います。
さらに、短期的なビジョンとしては株式上場が挙げられます。
そのためにも、企業として内部管理体制の整備やガバナンス強化に努めたいと考えています。
今後、税理士事務所などとアライアンスを推進したり、個人向けに広告を強化するなど今以上に新規顧客を開拓することに努めたいと考えています。