社会に役立つことこそが大切ドリームインキュベータ堀紘一

2017.11.22 小売・卸

ドリームインキュベータ堀紘一氏は、中小ベンチャー企業は大企業と同じことをやっていても成功しないと考えています。
社会に役立つことこそが大切だと考える堀紘一氏についてまとめてみます。

堀紘一プロフィール

1945年に兵庫県に生まれ東京大学を卒業後読売新聞社に入社し、その後三菱商事に勤務します。
ハーバード大学経営大学医院でMBAを取得し、株式会社ボストンコンサルティンググループ最高顧問、2000年に株式会社ドリームインキュベータを設立し2002年東証マザーズ上場後、2005年東証一部上場を果たす。

中小ベンチャー企業がやるべきこと

大企業と同じようなことをやっていては中小ベンチャー企業に生き残りの道はないと考えています。
大企業は安いコストで商品を供給できますが、安売り競争になれば中小企業はそれができないため競争に負けるでしょう。

それではどうするかと言うと、差別化を徹底的に図るしかないのです。
たとえば、ドリームインキュベータでは世界的な視野で見ると、マッキンゼーやボストンコンサルティングなどと比べてはるかに小さいです。

日本では知名度があるとしても、そういった企業と同じことをしても勝てるはずもありません。
そこで行ったことは海外の事業所でも日本語が完全に通じる体制を整えたことで、以前から日本語で相談したいという声が日本企業の中で多かったのですら、それに対応できるのがドリームインキュベータだけだったのです。

つまり、大手企業がまねできないようなオリジナル性こそが重要なのです。
こういった差別化を図る場合、同業大手と比べていてはいけません。
今後はグローバルな視野でオリジナル性を打ち出していくことが重要なのです。

さらに、日本経済が伸び悩む中でアジア市場を開拓していくことこそが中小ベンチャー企業にとって必要不可欠だと言ってもいいでしょう。

堀氏が考えるリーダーシップとは

そもそもリーダーシップに先天的な要素などないと考えます。
リーダーシップとは毎日心がけることから身に付くもので、生まれもっているものではないのです。

そのリーダーシップを培うために大切な心がけとは仲間のことを常に考えるということ。
自分自身のことではなく、他の人のことを第一に考え続けることです。
そうすれば、自分の考え方も変わっていき行動に変化が現れリーダーとして立派にふるまうことができるはずです。

日常的に周りの人のことを考えて行動を続けていれば、部下はそれに気づいてくれついてきてくれるようになります。

それこそがリーダーシップだと言えるでしょう。
スポーツなどでは先天的な要素が大切でしょうが、ビジネスでは才能がない人でも努力すれば成功することが可能だと考えています。
長い時間をかけ知恵をつけて切磋琢磨し、人格を形成していけば立派な経営者になれるはずです。

最近のベンチャー企業経営者に思うこと

ただ、最近のベンチャー企業経営者を見ていると、短絡的にお金を儲けることに力を入れている方が多いと感じます。
長期的な視野を持ち自分の力をじっくりと培っていかないと成功することはできません。

人の役に立つことこそが成功のかぎ

ドリームインキュベータの社是に人の役に立つというものがあります。
企業にとって根本的な存在意義は社会にいかに役に立っているかどうかです。
これは何もきれいごとなどではなく、社会に役に立っている会社は社会から支持を得るはずなので、長期的に見ると儲かることは間違いないのです。

ドリームインキュベータはこの社是に基づいた考え方で今後も大きく成長していくことでしょう。