社長は火消しの棟梁のようなもの!エステー鈴木喬氏

2017.9.13 その他

鈴木氏いわく、社長とは火消しの棟梁のようなものだそう。
そんな彼が中小企業の経営者に伝えたいこととはどんなことなのでしょうか?

鈴木喬氏プロフィール

1935年東京都生まれ、家業を小学生の頃から手伝い1959年大学を卒業後、日本生命に入社し法人営業部門を立ち上げます。
その後トップ営業マンとして活躍し、1985年にエステー株式会社に出向、1998年代表取締役社長に就任します。
2012年より代表執行会長を務めています。

鈴木氏の考える社長とは

鈴木氏が考える社長とはどういったものなのでしょう。
社長業とはなにかとよく聞かれる鈴木氏ですが、彼の考える社長業とはいわば火消しの棟梁のようなものだそうです。

社長と火消しの棟梁とは全く結びつきませんが共通点なんてあるのでしょうか?
どこかで火事があれば飛んでいき、屋根に登り纏を使って火を払います。
つまり、棟梁に見る目がないと火にまかれて死んでしまうわけですね。

社長もそれと同様で、先見力がないとだめなわけです。
リーダーシップが大切で、社長のためならどんなことでもする・・くらいの気持ちになってもらえる必要があります。

中小企業の経営者へ伝えたいこと

鈴木氏は中小企業を経営するトップへ伝えたいことがあるそうです。
そもそも中小企業と大企業の最大の違いとはトップの影響力や存在感だと言います。
大企業であればいくら社長が大きいことを言っていたとしても数年もすればいなくなりますし、根本的に現場のことはわかっていないので適当にあしらっておけばいい・・などと考えるものです。

ですが、中小企業だとそういうわけにはいかないでしょう。
ただ、あまり深く考えず常に笑顔でいることが大切で、笑顔でいればどんな状況でもなんとかなるものです。

私が思うにはたかがビジネスであり、命まで取られることなどないでしょう。
なんとかなる・・という精神で乗り切ることが必要です。
ビジネスをやっているといい時もあれば悪い時もあるのは当然です。
悪い時にトップがつらい顔をしていたら幸運もやってきません。

ただ、うまくいった時もあまり調子に乗るのは考えものだと考えます。
円安だとか、世の中が不景気だとか言っていても何も解決しません。
そうこうちしているうちにいいプランが出てきたり、円高にふれたりしてトラブルが解決することもあるでしょう。

つまり、ビジネスは短期的に見て一喜一憂していてはいけません。
精神的にリラックスしていてこそビジネスにおける最善の判断ができる・・ということが言えます。

さらに、トップはなんでも自分のせいだ・・と考えすぎるのもいけないでしょう。
よく社長は全部自分の責任です・・などと言いますが、そんなになんでも背負いこんでいたら身が持たない・・と考えます。
どこか肩の力が抜けた考え方の鈴木氏。
こんなトップのもとでリラックスして働きたいという従業員は多いでしょう。
そんな鈴木氏がリーダーのエステーが今後どういった成長を遂げていくのか楽しみですね!