考えるならとにかく実行を!株式会社クリーブ塚田雅
2018.11.23 IT・WEB
塚田氏は印刷業を営む父親を見て起業を志します。
現在、彼は社員に考えるならとにかく実行をということを常に伝えながらビジネスを行っています。
塚田雅氏プロフィール
1969年生まれ。
大学卒業後メーカーに就職。
28歳の時兄と共に起業し2003年分社化、代表取締役に就任、現在にいたります。
父親の姿を見て起業を決意
起業したいと思ったきっかけは学生時代の頃、父親が印刷会社を経営しており業績は右肩下がりだったため苦労を目の当たりにしていました。
父親の会社は下請け会社だったので、大変な部分をたくさん見ていたものの、それでも必死で働く父親の姿はかっこよかったと言います。
リスクを背負いながら経営している姿は面白いと感じたそう。
つまり、会社を経営する大変さの中にも意義ややりがいがあるのではないかと感じたのです。
会社員時代の上司にさまざまなことを学ぶ
メーカーで会社員をしていた頃、上司で大変厳しい人がいてかなり怒られた経験があったそう。
その環境を今振り返るといい経験をさせてもらったと感じています。
当時は当然おもしろくないと感じたものの、時間の経過と共にありがたかったなと思うようになったのです。
その厳しい上司になんとなく直接、間接的に仕事での責任の取り方を教えてもらったと感じています。
彼は当時、誰でも全て自分の思う通りにできる人など存在しない、半分以上の人は失敗していくということを知ります。
仕事も野球と同様で打率3割を出すのは並大抵ではありません。
それなら、その残りの7割はどうすればいいのか?
その部分が重要なのだということを教えてくれた気がするそう。
また、当然ですが、ひとつひとつの仕事をしっかりとやることが重要だと知ったと言います。
人によって差があるものの、自分の中で自信を持ってやりきったと思えるところまでやったかどうかが重要です。
つまり、自分の中で後悔があるままだと企画書を人に見せて説明などできないということになります。
とにかく実行を
彼が大切にしている考え方は実行することだそう。
つまり、それは行動で社員には考える時間を10持つなら1行動するようにと言っています。
誰でもとにかく行動することでよくも悪くも結果が出ます。
さまざまなパターンを考えたとしても、どれも机上の空論にすぎず答えなど出ません。
それなら、行動することに価値があると考えます。
たとえば、営業マンや担当者がデスクでクライアントに何を言おうかと考えているのを見ると、それだけ考える時間を持ったのならとにかく行ってみよう、電話をかけてみようと伝えるそう。
その理由はいくら考えてもほとんどの場合、予想外の答えが返ってくるからです。
つまり、人間は想像してしまうからこそできなくなることが多いと考えます。
考えるより行動することを社員に伝え続ける塚田氏。
株式会社クリーブは今後彼によって大きな躍進を遂げるに違いありません。