あきらめずに続けることが重要澤田ホールディングス澤田秀雄

2017.2.21 サービス

経営はあきらめずに続けることこそが重要と考える澤田秀雄
経営難のハウステンボスを救った彼についてまとめてみます。

プロフィール

1951年に大阪府で生まれる・
旅行会社インターナショナルツアーズを開業し、H.I.S.に改称します。
1995年に店頭公開し、1998年株式会社スカイマークエアラインズを就航させます。
1999年協立証券の株式を取得後、エイチ・アイ・エス協立証券の社長に就任。
現在、澤田ホールディングス株式会社社長の他に経済同友会幹事、経団連理事も務める人物です。

経営難のハウステンボスを救う

彼のエピソードで大変有名なことは経営難のハウステンボスを救ったことでしょう。
当時のハウステンボスは売り上げが非常に悪いのに経費がかさんでいました。
つまり、経営バランスの悪い状態だったのです。

そこで、彼は大幅に経費を削減します。
ハウステンボスはディズニーランドの敷地の1.6倍もあるため、経費もそれだけかかります。
それに、開業からかなり経っていたので修理費用なども必要としていました。
そこで、敷地の3分の1をフリーゾーンに変更し、経費をカットすることに努めます。

いっぽう、売り上げをどのように上げたのかと言うと、お客さんが喜んでくれるようなイベントを開催し魅力的なイベントだと思ってもらえるようにしました。
お客さんが増えれば当然スタッフのモチベーションも上がるはずです。
そうしているうちに、ハウステンボスの売り上げは伸びていったのでした。

起業家に必要な条件とはあきらめないこと

彼が考える起業家の条件とは気持ちを強く持つことだそうです。
どれだけ気持ちを強く持って会社を経営しているか、人間性や経営のセンスも重要なものの、それ以上に大切なのがこの気持ちの強さなのです。

さらに、彼にとって事業を成功させる秘訣はあきらめずに続けること・・だと言います。
事業を行っているとさまざまな壁が目の前に立ちはだかりあきらめそうになりますが、そこで投げ出せば終了です。

現在、ベンチャー企業に対する社会の目はとても厳しいですが、夜は必ず明けるものです。
新しく事業を始めるということは常に始めは厳しいものです。
だからこそ続ける力が必要で、そうすれば始めのうちは解決できなかったものも解決できるはずです。

何回失敗しても、最後に成功しさえすればいいこと・・と考えます。
数年もすれば状況も必ずよくなるはずですので、起業家の人にはあきらめずに頑張ってもらいたいと彼は考えています。

運も大切な要素

さらに、彼が大切に考えるものに運があります。
企業が成功するかどうかは7~8割は運だと考えています。
実力も大切ですが、運も同時に大切です。

自分のことで振り返ってみると、旅行業を始めたころに海外旅行に注目が集まり出していたのでその時の流れに乗り、業績がアップした・・つまり運の部分もあります。
そんな彼の考え方は若い起業家に受け継がれていくことでしょう。
彼のような日本を変える起業家が今後どんどん出てくることを期待します。