エスケー化研藤井實
2017.3.21 不動産経営者にはピンチが必ずやってくる。
それをチャンスに変えることが会社の発展につながる・・と考える藤井實
プロフィール
1932年兵庫県に生まれエスケー化研を創業。
1955年、四国化学研究所設立、1958年に法人改組四国か県工業株式会社とし、1991年にエスケー化研に改称します。
建築用塗料の大手メーカーとして知られるまでになり、内装用、装飾用、特に外装用に強いメーカーで積極的に海外展開しており、1994年にジャスダック上場を果たす。
国内建築用仕上げ塗料剤シェアナンバーワン
エスケー化研は建築用仕上塗材国内シェアナンバーワンで、信頼性の高さで知られる会社です。
創業以来60年の歴史があり、建築塗材や特殊塗材を作り続けていることで知られており、健康、快適、安心、安全、環境をテーマによりよい生活や住生活環境、文化の創造の向上に努め続けています。
ピンチをチャンスに変えて逃げないことが重要
彼の名言に
会社を経営している限りピンチは必ずやってくる。そこで一歩たりとも逃げることなく真正面から立ち向かうこと
・・というのがあります。
経営者たるものピンチをチャンスに変えるという強い意志が大切で、それを率先して行うことが重要です。
会社を経営しているとピンチは必ずやってくるもの。
その際に逃げることなく真正面から立ち向かうことこそが会社を存続させるのに大切なのです。
シンガポールでピンチをチャンスに変える出来事が
まさにそんな名言にぴったりなエピソードがありました。
1977年のことですが、プレハブ住宅の大手であった会社が突然倒産します。
当時、その会社の住宅用塗料を開発しているのがこのエスケー化研だったのです。
全国に営業所を作り塗装までをエスケー化研が行っていました。
なので、4千万円もの負債をかかえるまでになってしまったのです。
そればかりか、大量の不良在庫を抱えることになるなど大打撃を受けてしまいます。
ある情報でその会社の関連会社がシンガポールになるということを知り、取引きするため急遽シンガポールに行くことになります。
驚くことに、行ってみると昼間にもかかわらず事務所ではお酒を飲んでいたそうです。
相手は酔っぱらっていたのですぐにOKが出てしまい、シンガポール駐在所を設立することに決まります。
結果的に大口の取引先の倒産が海外進出の足掛かりになった・・というわけですね。
まさに、ピンチをチャンスに変える・・という言葉が実行されたということになります。
無から有を生じる
エスケー化研は創業の精神として無から有を生じるという考え方があります。
世界が必要としている機能性建築仕上げ材をゼロから作り出すための努力を日々行っています。
今後も藤井の考え方はエスケー化研で生き続けていくことでしょう。