世界に誇るマンガコンテンツの可能性を追求し続ける

2016.11.29 その他

インターネットの普及、スマートフォン、タブレットを当たり前にもつ人が増え、漫画とのかかわり方も変わってきており、そこに合わせてサービスを提供していきたいと語る吉田氏。

プロフィール

吉田仁平

株式会社ビーグリー 代表取締役社長

1994年 日商岩井株式会社(現双日株式会社)入社
2000年 ITX株式会社転籍
2004年 株式会社モーラネット 取締役就任
2006年 同社 代表取締役就任
2007年 株式会社ビービーエムエフ(現株式会社ビーグリー)入社
2007年 同社 執行役員就任
2009年 南京波波魔火信息技术有限公司 董事長
2012年 menue株式会社(現株式会社ビーグリー) 取締役就任
2012年 株式会社ジェイディスク 代表取締役就任
2012年 株式会社Bbmfマガジン 代表取締役就任
2013年 menue株式会社(現株式会社ビーグリー) 代表取締役就任
2014年 株式会社MNH(現株式会社ビーグリー) 代表取締役就任

漫画王国

コミックや雑誌と言った紙媒体だけでなく、スマートフォンやタブレットでマンガを読む人も当たり前のように増えてきた。
直接本屋まで足を運んで手に取らなくても、時間や場所を選ばずに情報にアクセスできるのがインターネットの強みだが、それは娯楽などの情報サービスにも当然およんでいる。

株式会社ピーグリーは、漫画王国というコミック配信サービスを展開し、その需要にこたえている。
月間ユーザー800万人、単行本換算で6億冊がダウンロードされているというから、驚きだ。
また、それだけのコンテンツ配信を支えるために、出版社や作家と直接契約をし、漫画の実で5万タイトル、無料分だけでも2000タイトルを用意している。

外資系故の苦労

もともと、外資系の日本法人として設立された会社だったので、苦労したと話す吉田氏。
作品を預けてもらえるだけの信頼を得るのに時間がかかったと話す。

しかし、少しずつ契約を取り付けてタイトルを増やし、そうしてサービス利用者が増えていくにしたがって、使用許諾も増やすことができたという。

現在では、逆に出版社のほうから話をもらうこともあるというが、これも堅実に足元を固めてきた結果だと言えよう。

良い作品を発掘する

コミックを配信するサービスはいくつかあるが、漫画王国の特徴は次のようなものがある。
埋もれた良作の発掘はその一つで、良い作品であってもなかなか売れない作品が、漫画御王国で取り扱うことでヒット作になると言ったケースもあるという。

単行本で数十万部ほどの販売になることもあり、これは作家のほうもうれしい効果だろう。

また、逆にユーザーに向かっては、その反応を見ながら様々な観点から、お勧めの作品を紹介していくことで新しい発見や感動を提供することができる。

新しい時代の波に乗って

株式会社ビーグリーの名前の由来は、チャールズ・ダーウィンが世界を航海したビールグル号に由来しているという。
それになぞらえて、自分たちも新しい発見や挑戦を続けていきたいという。

今まで当たり前だと思ってきたオンライン/オフラインにおけるユーザーの消費行動、ファンの関与の仕方、制作者(クリエイター、技術者)の市場へのアプローチの仕方が大きく変わり始めています。

我々ビーグリーは、この変革のチャンスにユーザーとファンとコンテンツを徹底的に理解することから生まれるアイディアの実現により、コンテンツ市場の更なる拡大と発展に貢献してまいります。

参考:

https://www.beaglee.com/
https://leaders-file.com/interview/2216/