世界一の電力会社を目指す株式会社Looop中村創一郎

2017.11.11 IT・WEB

自然エネルギーを身近に活用してもらいたいと考える中村創一郎氏。
今後世界一の電力会社になれるよう日々努力を続けます。

プロフィール

1978年京都府に生まれ大学在学中にネットビジネスを始め日本で中国製品を販売します。
2002年北京康茂商務諮詢服務有限公司に入社。
2004年株式会社UMCに入社しレアメタル調達、販売を行います。
東日本震災後太陽光発電所を設置するのをきっかけに起業を決意し株式会社Looopを設立、代表取締役に就任。

社名の意味と事業内容

Looopという社名にはエネルギーを循環させるという意味があり、3つのoは太陽光、風力、水力を意味しています。
また、創業当初3人だったという意味もあるそうです。
また、会社の理念としては自然のエネルギーを身近に活用してもらいたいというものがあります。

事業内容としては太陽光発電システム機器の販売や太陽光発電所の設置があり、太陽光発電システムの設置によって余った電力を供給、販売できます。

さらに、停電の際に電気を使えたりもします。
今後も、送電設備がしっかりしていない地域や国についても風力発電や太陽光発電などの機器を提供することで社会貢献を行っていきたいと考えています。

中村氏が若者に思うこと

中村氏は最近の若者はおとなしいと感じています。
すでに飽和状態になった分野において、どれだけ頑張ったとしても注目されることはないでしょう。

大学卒業後に就職した会社で通関したことですが、当時の北京では開発ラッシュに沸いており日本語のできる中国系企業が次々に参入し、そこに食い込んでいくのはかなり大変だったそうです。

いくらサービスでそれらの企業に勝負をしようとしても、なかなか太刀打ちできなかったのです。ですが、仕事の依頼を受け人間関係を構築し大きなビジネスにチャレンジしようとした矢先、担当していた人が日本に帰国してしまします。
あの当時はコンサルティング会社と言うより便利屋だったと言ってもいいでしょう。

現在の日本もこういったビジネス環境に近いと考えています。
すでに飽和状態になっているマーケットでどんなに仕事を取れても競合他社との価格競争に巻き込まれるのは当然です。
かと言って、違う分野へと転換する勇気を持てる人はそういないでしょう。

今後もお客様を守り続けたい

Looopは創業当初のメンバーは3人だったのが、今では100名にまで増えており、さらにいい人材が揃っていると彼は考えます。

さらに、2013年度は年商が69億円となっており、素晴らしい躍進を遂げています。
今後の目標はお客様をずっと守り続けていくことで、そのためにもしっかりと売電による収益を上げられるよう発電所を増設していきたいと考えています。

さらに、電力販売自由化に伴いお客様から電力を買って販売する事業へも乗り出します。
2020年度の目標年商は2,000億円で、2050年には50兆円をめざしており、最終的には日本一の電力会社になることを目標にしています。

創業当初3名しかいなかった小さな企業が世界一の電力会社になれる日はそう遠くはなさそうですね。