人に喜んでもらえる仕事をしたい!株式会社ウチヤマホールディングス内山文治
2018.2.28 サービス実家の米屋を継いだ内山氏は不動産業に興味を持ちビジネスを始めます。
そんな彼が大切にしている社内の文化とは?
内山文治氏プロフィール
1941年、福岡県に生まれます。
高校卒業後、実家の家業である米屋を継ぎ、米屋が道路買収に伴い不動産業に興味を持ち始めます。
1971年に内山ビル株式会社を設立し、2006年には特殊持ち株会社である株式会社ウチヤマホールディングスを設立します。
その後、2012年にJASDAQに上場し、2013年には東証第二部に上場を果たします。
起業したきっかけ
実家が米屋を経営していたところ、父親が体調を崩し高校卒業後跡を継ぐ事になったのですが、これが彼にとってビジネスのスタートだったそうです。
ですが、その数年後視点を出したところ道路買収に合ってしまい、その時のお金を元手に土地を購入。
その土地のお金を決済する頃には値段が倍近くにっており大変驚いたそうです。
これがきっかけで不動産への興味を持ち、ビジネスチャンスだと考え不動産業へと転換することを決意しました。
その後、1971年に内山ビル株式会社を創業します。
他の事業を始めたきっかけ
彼はその他にもカラオケ事業なども展開してきました。
1991年に銀行から招待されゴルフに行ったところ、その時に一緒に回ったのがカラオケ店を経営する社長さんだったのです。
その社長さんがカラオケは儲かると言っていたのを聞いて対抗心が湧いてしまい、すぐにお店を出そうと実際にそのお店を見に行ったそう。
当時の彼は貸しビル業を中心にビジネスを展開しており、空き物件がちょうどあったためそれを活かしカラオケとレストランが一緒になったお店をオープンさせます。
大切にしている社内の文化
彼は常に人に喜んでもらえるような仕事がしたいと考えているそうです。
その人とはお客様はもちろんのこと、取引先や社員、全ての人のことを指します。
もちろん社員が幸せに働くことのできる環境をつくることが大切ですが、そのためか女性が結婚や出産で退職するケースが非常に少ないそうで、中には親子2代にわたって働いている社員もいるほどです。
また、退職してもまた戻ってくる社員もいます。
Uターン制度を設けており、これは退職した時と同程度の待遇で迎えるというシステムがあります。
さらに、人の喜びを創造するといった企業理念を最も表しているのがサンクスカードと言われるカードの存在です。
相手に面と向かって言うのが恥ずかしいような感謝の言葉であっても、このカードに書いて渡せば素直に気持ちを伝えることができるはずです。
彼自身毎日このサンクスカードを書いているそうで、社員同士やお客様からカードをもらうこともあるそう。
カードをもらった人はお礼の気持ちを込めまたカードを返すという仕組みです。
このことが好循環になり、従業員のモチベーション口上につながっていると実感しています。
今後の展望
今後の彼の展望は高齢者夫婦やお年寄りなどに向けた配給事業を展開していくことです。
さらに、医療分野にも興味があるそうで単に薬を処方しさえすればいいということではなく、心身共に健康にしていくような医療が理想だそう。
よく昔から病は気からと言いますが、心が健康になれば体も健康になると言ってよく、そういったサービスをおこなうことを考えているというから楽しみですね!