今までの苦労がバイタリティにつながっているシナプス株式会社田村健太郎

2017.5.13 不動産

田村健太郎氏プロフィール

一橋大学を卒業中にボバキッズを創業し、各種コンテンツ配信サービスの運営、開発、モバイル向けの受託開発・・などを経て現在の事業に至ります。

シナプス株式会社の強み

シナプス株式会社は2007年にモバキッズとして設立され、電子書籍のプラットフォームなどを手掛ける会社で、2012年にシナプス株式会社となります。
シナプス株式会社はオンライン上で月ぎめの会員制サロンを開いている会社として知られています。

始めのうちはオンライン上で個人がコンテンツ販売のできるシステムとしてスタートし、その後月ぎめの会員制サロンとなり、現在ではさまざまなアスリートや作家、実業家、タレント、モデル・・などがサロンを開いていることでも知られています。
現在のサロン数は300個程度、有料会員の数は1万3千人もいると言われています。

田村氏が起業した経緯

学生時代の田村氏はビジネスコンテストを運営する団体に入っていてその団体の先輩の多くが起業していたため、起業することは当然だったそうです。
そんな時、一緒に起業しようと言ってくれる方がいたため起業に至ったのです。
学生時代の彼はビジネスコンテスト運営以外に、ベンチャー企業で短い間ではあるもののインターンをしていたそう。

その当時、インターンをしていた会社が上場したばかりで大変多忙で日々必死で働いていたと言います。
代表がどういったビジョンを提案するか、組織のあり方とは・・などとても勉強になったものの、それが本当の意味で理解できたのはごく最近のことだそうです。

今までで苦労した思い出

彼が2007年に起業し1年半程度さまざまな仕事をしていると、ある程度サービス内容も決まってきて資金調達が必要になりベンチャーキャピタル周りを行っていたそうです。
ですがそんな時、リーマンショックが起こりベンチャーキャピタルはみな一斉にお金を出さなくなってしまったためどうにもならなくなってしまったそうです。
結果的にその時期には一緒に創業した代表が辞めてしまったので、今考えると一番苦しい時期だったそうです。

その後、結果的に一人になったため、ベンチャーキャピタリストからの出資を改めて受けることとなり、事業を再開することになります。
お金を回しつつ受託開発の仕事をし、システム開発の受注も行っていたところ、数か月ほどの長期案件の納品が終ってすぐに取引先が倒産してしまい、多額のお金を回収できなくなってしまったのです。

そこでメンバー全員に辞めてもらうことになったのが次に苦労したことだと彼は言います。
これらの苦労が現在の彼のバイタリティにつながっている気がしてなりません。
今後の田村氏が率いるシナプス株式会社の動向に目が離せませんね。