元受刑者を受け入れ続けたい!北洋建設株式会社小澤輝真

2017.7.29 その他

 

小澤氏は自ら障害者でありながら北洋建設を経営する経営者でもあります。

北洋建の事業内容や彼のこれまでの道のりとは?

 

小澤輝真氏プロフィール

1974年北海道生まれ。

2014年北洋建設株式会社代表取締役に就任し、現在に至ります。

 

北洋建設株式会社の事業内容

彼が経営する北洋建設は建物の基礎コンクリートの打ち込み、仮設工事、解体・・などを行っています。

 

よくある土建業の会社のようでも他にはない特色を持つ会社です。

それは従業員60人のうち10人以上が元受刑者だということ。

父が会社を創業し40年少し経ちますが、500人以上もの受刑者の受け入れを行っており、彼らが社会復帰するサポートを続けてきたという珍しい会社です。

 

現在も数名の元受刑者が働いていますが、最初は元受刑者が働いているということで周辺住民からのクレームもあったそうですが、少しずつ住民の理解も広がってきていると言います。

小澤社長は自分の人生をかけ働く喜びを伝えたいと考えています。

 

これまでの道のり

1973年に彼の父親が北洋建設を創業。

その当時人手不足もあったため元受刑者を雇用し始めます。

彼自身にとってそれが当たり前の環境だったのですが、その後転機が訪れます。

 

彼が30歳半ばで専務だった時代に若くして亡くなった父親と同じ病気と診断されたのです。

病名は脊髄小脳変性症というもので、小脳をはじめ神経細胞が少しずつ機能低下し運動障害などがおこる難病でした。

この病気は難病指定を受けており、未だ有効な治療法もないと言われています。

 

そのため、彼は一種一級の障害者手帳を持っており、障害者の就労支援にも力を入れているそうで、北洋建設は北海道から障害者支援企業として認定されています。

 

彼が起業した原点とは

彼の父親は40数年前に鳶として働いている時に親方から独立を勧められたそう。

そこで、父親は北洋建設を興したのですが、独立したはいいものの働き手がおらず困ったと言います。

 

すでに父親は亡くなってしまい本当のことは分かりませんが、起業当初は仕方なく元受刑者を雇用していたと考えられます。

最近でこそ元受刑者を雇用する企業が増えていますが、その当時はまだ他にそういった企業はなく、父親に先見の明があったと彼は実感しています。

 

それに、独自で行っていたため元受刑者を受け入れるための金銭的サポートもノウハウも全くなかったと聞いています。

それだけでなく周りの住民から苦情があったりしたそうで、冬の除雪作業や会社の外の掃除などをやっているうちに近所の人からの理解も得られ、今では感謝されるまでの関係に改善されたというから驚きですね。

 

彼は残された人生がいつまでなのかは分からないものの、命がある限り精一杯全力で事業を行っていきたいと考えているそう。

障害者でありながら経営者である小澤氏。

彼に救われる元受刑者は今後増え続けていくことでしょう。