地域の誇りのため株式公開を目指す!八戸中央青果株式会社横町芳隆

2018.12.3 小売・卸

 

青森県の農産のため設立された八戸中央青果株式会社。

地域の誇りのためいずれ横町氏は株式公開も視野に入れ日々農産のためにビジネスを展開しています。

 

 

横町芳隆氏プロフィール

 

1958年生まれ。

大学院卒業後八戸中央青果株式会社に入社。

代表専務取締役を歴任後、2007年代表取締役社長に就任し現在にいたります。

 

 

 

青森の農産のために設立された八戸青果株式会社

 

八戸農産市場は昭和初期、社会経済が不況のさなかに産業や農村が疲弊する中、救済や振興、公正に農産物が取引されることを目的として生まれました。

また、農家の融資や青果物業者が出資し、青森県で初めての青果市場として生まれたと言われています。

その後、八戸青果へと社名を変更し、第二次世界大戦中経済統制下では青森県南地域の青果物配給業務を担当していたそう。

さらに、八戸市卸売市場が開設されるにあたり、八戸中央青果株式会社が設立され、国の認可を受け青果物荷受機関として卸売業務を継続的に行っています。

また、受け継いできた業務は卸売業務だけに限らず、地域住民への青果物の安定供給や地域農業の振興という創業当時からの理念に基づき事業を行っているとか。
八戸中央青果株式会社は80年以上もの歴史ある企業で地域の食文化や食生活を支え続けてきたという歴史を持ち、国が非常事態に陥った時に公共的な役割を果たしてきたという誇りを持ち続けている企業です。

さらに、誰より青森という郷土を愛する気持ちを持ち、その愛する気持ち、郷土のために役立ちたいという気持ちが情熱となって今に受け継がれているのです。

八戸中央青果株式会社は全てのお客様の気持ちを仕事に対する情熱によって表現し続けていきたいと思っています。

 

 

 

地域のために株式公開したい

 

彼自身、将来的に株式公開を行いたいと思っているそう。

地方では株式公開を行っている企業はほとんどないため、これにより地域の業者さん、農家さんにとって誇りになるのではと言います。

そのためにも、将来的に300億円、500億円と売り上げを伸ばしたいという気持ちがあります。

ありがたいことに、さまざまな話が彼のところに集まっているそうで、たとえば、中小企業の後継者は不足していて彼に経営を任せたいという話もあるほど。

このような案件が増えており彼自身多忙な毎日を送っていますが、大事なことは農産からかけ離れたビジネスは行わないということだそう。

ビジネスはバスケットボールと同じで片足軸足をぶらしてはならないと痛感しており、つまり、農産から軸足をぶらせてはならないと感じています。

新しいものは常に既存のビジネスの中にあると考えている彼はそれを改革することにこそ新しさが見いだせると考えます。
常に事業を見つめ直すことがさらなる成長を続けるには必要なことで、しっかりと前を見ることで穴が見えてきますしどう進めばいいのか見えてくるんだそう。

そのためにも、現場にヒントがあると感じている彼はとにかく目新しいことをやっていればいいというわけではないと実感しています。