投資に大切なのは心!竹田製菓株式会社竹田和平

2017.7.21 その他

竹田製菓竹田氏は経営者だけでなく日本の有名投資家として知られています。

彼は投資に大切なのは心だと考えており、投資を通じて世の中を応援したいと考えています。

竹田和平氏プロフィール

1933年愛知県生まれ。

日本の経営者であり株式投資家、竹田製菓創業者として知られています。

独自の投資思想により100社以上もの上場企業の大株主で日本有数の長期投資家となりました。

起業の経緯

22歳の頃彼はボーロを作らせれば日本一だと考え、一人で誰も知り合いがいない北海道に工場を建設し独立します。戦後食料がほとんどない時代だったのでボーロを販売すると喜ばれたそうです。ただ、北海道ではさほど売れず、在庫の山ができてしまったのです。

成功するまで故郷には帰れない、何がなんでも売ってやると決めた彼は中部地方では売れるのに、どうして北海道では売れないのかと必死で考えた結果、北海道は短工業が盛んで寒く肉体労働者の数が多いことが判明します。
彼らは糖分や脂分の高いものやエネルギーの高いものを必要としているということが分かり、その当時はパイナップルが貴重品だったのでパイナップル味のクリームをボーロ生地ではさんだパインサンドを作って売ったそうです。

すると、すぐにその評判は広がり商売は軌道に乗ったとか。

商売をやってみると自分には才能があると自信を付けたことが後の人生に最も財産になったことだそうです。

投資に大切なのは心

彼にとって投資で最も大切なのは心だそうです。

投資とは技術ではないと彼は考えます。会社の財務内容を読むためにある程度基礎的な技術はあるものの、結果的には心の問題だと考えているそうです。よく心技体という言葉を聞きますが、もっとも上にあるのは心だと言いきれるそう。テクニックや技術は心の次にくるもので、体とは元手のことを指します。

ですが、世の中で投資についてこの心のことをすっかり忘れてしまい、技術や元手の話ばかりになります。株式投資とは基本的にその企業の経営者に投資するという行為で、経営者の外側だけ見ていても簡単に判断することはできません。

ただ、それでも経営者の姿は見ておいてむだはないでしょう。特に、その企業の経営者が社員などに語り掛けるなんでもない一言で本当の姿を見ることができるのです。その時、ちょっとでもおかしいな・・と感じるようなことがあればすぐにその会社に投資することから手を引いた方がいいでしょう。

彼は投資を行うことで世の中を応援したいと考えているそうです。投資を行うことで、感謝と愛にあふれた世界を作ることが投資家の役目だと実感しているそう。努力している企業の努力している経営者に投資することで応援をすることこそが本当の意味での投資家だと考えます。

そんな投資家が日本に増えれば、日本の多くの企業がますます元気になれることでしょう!