新規事業の立ち上げの力になりたい!株式会社コンパス鈴木進介

2017.2.3 その他

株式会社コンパスの鈴木氏はさまざまな会社の新規事業立ち上げのサポートを行っています。

成功に導く秘訣と具体例についてご紹介します。

鈴木進介氏プロフィール

1974年大阪府に生まれ、大学卒業後コンピューターの営業商社で法人営業を経験後、2000年有限会社を設立します。

2005年株式会社コンパス設立、代表取締役に就任します。

成功する新規事業と失敗するものとの違い

新規事業を成功させるポイントは3つあり、1つ目はその会社の強みを活かすことで、他の会社に真似しづらく優れている部分を活かすということです。たとえば、設備や資本、知名度、人材、社風、専門的な知識などが挙げられます。どの企業にもなんらかの強みがあるはずなので、そういったものをさまざまな側面から明確化させることが大切です。さらに、その明確化された強みを使って新規事業を立ち上げることが大切です。

次に、マーケットの選定があります。成長マーケットを狙うのが大切ですが、成長しているマーケットには激しい競争がつきものですので、大企業との競争を避けてマーケットを選ぶポイントはニッチで成長しているマーケットを狙うことでしょう。

最後に事業展開についてですが、新規事業をいくら立ち上げようとしても事業が拡大した時に発展しないと意味がないでしょう。そのため、前もって事業が発展した時のシナリオを考えておく必要があります。

新規事業の事例

新規事業の事例としてはまず、自社の強みでしょう。ヒアリングを行い、この企業の強みとはアパレル分野のノウハウがあり、自社の生産工場があり、中高年の富裕層向けのマーケティングにたけていることが分かりました。

次にマーケットです。まず、成長マーケットをいくつかピックアップし、その中でその会社の強みが活かせるマーケットを探す必要があります。そこで浮かび上がったのがペット向けアパレルのマーケットだったのです。

年々ペット市場は成長を続けていますし、その会社の強みである中高年の富裕層向けマーケティングのノウハウやアパレル分野のノウハウをプラスすることによってニッチなマーケットを狙えると考えたのです。たとえば、ペットの服をオーダーメイドするということを行うことで、ニッチなマーケットを狙うことができました。

最後が事業展開についてのシナリオです。プランとしてはまず、ペット用の服やアクセサリーをネット販売することから始まり、その後ペット用の服を店舗で売り、美容院の検索サイトといったペット専用のアパレル市場を軸とし、多角的に事業を展開していくことにしたそうです。

さらに、最後のポイントを押さえてコンサルティングを始めてから1年後に新規事業をなんとか立ち上げることができました。その時、新規事業立ち上げができた企業から新しい収益源を生み出すことができましたと大変喜んでもらえたそうです。