最も成功している社長の信念とは?4つの社会貢献からなる銀座ミツバチプロジェクトを手掛ける株式会社スワン海津歩

2016.9.20 サービス

今中央区で最も成功していると言われる株式会社スワンの海津歩社長は、4つの社会貢献を常に意識していると言います。それはどんなものなのか、深く掘り下げていきたいと思います。

海津歩氏のプロフィール

1960年生まれ。アルバイトからヤマト運輸株式会社に入社。

入社後は、赤字営業所の黒字化、時間帯お届けサービスなど様々な業務改革に取り組み、各地の営業所長、支店長を歴任。2005年、ヤマト運輸創業者である故・小倉昌男氏の遺志を継ぐ形で株式会社スワンの社長に就任しました。様々な企業・プロジェクトとの共同開発、事業展開を行うほか、全国で講演なども行っています。

 

障がい者にアシストが出来ればと考えて

株式会社スワンのスタートは、ヤマト運輸の元会長である小倉昌男氏が個人で財団を作り、障がい者に何らかの形でアシストができればと考えたのが始まりでした。しかし、障がい者の働く会社は売れない商品ばかりが作られているのが現状でした。

そんな中、海津社長はセミナーで「売れる商品を作りなさい」と話していました。しかし、アンデルセンの高木ベーカリーと出会い、海津社長の意識は変化しました。パン屋は重労働であるが、お客さんの前で出来る明るい仕事でもある。そこに海津社長は目をつけたのです。

 

スワンのコンセプト

株式会社スワンのコンセプトは、障がい者だからと人の善意に期待しないで、あくまでも商品力で勝負し、経済的に自立することです。海津社長は障がい者の商品だからこそ、高品質でなければならないと考えます。

 

銀座ミツバチプロジェクトの4つの社会貢献

海津社長を中心とした銀座ミツバチプロジェクトは、都市と自然環境との共生を目指したプロジェクトだ。2006年に銀座の一等地である屋上で養蜂をスタートさせてから、はちみつやはちみつパン、ラスクを中心とした多くの商品が出来上がってきました。

銀座ミツバチプロジェクトは、地産地消、屋上緑化、コミュニティ、発展都市間交流の4つの社会貢献からなります。

海津社長は、「社会企業はあったら良いな、してほしいな。」を形にするものだと考えます。会社とは、それを持続させて当たり前にすることがゴールであり、大切なのは働く人の心の満足感だと言います。

どんなに良いことをして社会に貢献していても、働く人が精神的にストレスを抱えていたら意味がありません。人は誰しもが、人に感謝されたり喜ばれるから何事も続けていくことができるのです。

海津社長は、ミツバチプロジェクトも株式会社スワンも、当たり前を世の中にしていきたいと考えています。

社会貢献は言葉にするのは簡単ですが、実際に行動してさらに人に貢献するのは難しいです。それを実現させる海津社長だからこそ、今最も中央区で成功していると言われている理由なのかもしれませんね。