本質的に考え人より努力する!株式会社ビデオマーケット高橋利樹

2018.11.21 IT・WEB

 

 

創業当初苦難続きだった高橋氏。

自分はもっと本質的に考え人より努力する必要があると気づき、それ以来心がけてビジネスを行っています。

 

 

 

高橋利樹氏プロフィール

 

 

1973年東京都に生まれ、大学卒業後通信会社に就職。
2006年株式会社ビデオマーケットに転職し、2009年代表取締役に就任、現在にいたります。

 

 

 

 

創業当初は苦難が続く

 

 

創業から数年間は混乱した時期で、やっと安定したのはその後2010年頃だったと言います。

その頃、会社が存続できるかどうかという危機的な状況で、社員のモチベーション維持や資金繰りなど大変だったそう。

そもそもベンチャー企業なので信用は全くない中、ここまで会社を存続できたのは当時幹部だったメンバーが信頼を作ってくれた取引先の存在です。

そのため、その取引先に迷惑はかけられない、何とか続けなければ・・という思いでいっぱいだったと言います。

 

さらに、株式会社ビデオマーケットは映像クリエイティブとITの世界の間にある企業で、これらは文化自体が違っています。

ITの世界はプログラマーが何人で何カ月というカウントの仕方でプログラマーの名前は出てきません。

映像の世界は誰がやるかという名前あってこその世界だと言います。

つまり、映像の世界ではその人でないとできないということで、お互いの信頼関係で成り立っていると言っていいでしょう。

数字の契約と信用で成り立つ世界の2つがあり、その差は大きいと考えます。

映像の世界のクライアントとはすでにビジネスを始めていたので、これをなくすとこの先ビジネスが行えなくなるという危機感が常にあったと振り返ります。

 

 

 

 

本質的に考えること、人より努力することが大切

 

 

彼が大切にしていることは本質的に考えることだと言います。

彼は大学受験に失敗した経験があるそうですが、この時自分では勉強した気持ちになっていたものの、本質的にはそうでなかったと振り返ります。

 

さらに、努力している人は強いということを知ります。

そのため、努力している人を追い越すためにはその人の努力以上の努力をしなければならないと実感したのです。

それ以来、自分は努力していない、頭が悪いと常に考えるようになり人が考える時間の倍考えるようにし、その上多方向から考えるようになったと言います。

 

ビジネスにおいても同様で、他の企業と近いサービスがあったらそれに勝つため他社よりもっと考えることこそが本質的だととらえています。

個人の能力は基本的にさほど差がないと感じているため、単純に倍の人がいればその分強くなるのは当然で、普通の人が1時間考えるなら、それ以上考えることで勝つ確率は必ず上がっていくと信じています。

 

 

 

 

社員とのコミュニケーションを大切に

 

 

彼は毎週社長会というのを開いており、マネージャー以下の従業員と食事をしているそう。

普段社長と話すチャンスなどないので、何か困りごとがあってもいきなり社長には相談しづらいはずです。

 

ですが、こういった会で一度でも顔を合わせていれば、何かあった時に話しやすくなると考えています。

つまり、従業員との距離をできるだけ近くしたいという気持ちから行っています。