短時間で効率よく働く!株式会社スタート・トゥディ前澤友作

2018.2.13 その他

スタート・トゥディ前澤氏はバンド活動でメジャーデビューするも違和感を覚えビジネスに専念します。
スタート・トゥディはろくじろうという斬新な制度を取り入れており、これは短時間で効率を落とさず仕事をするという考え方です。

前澤友作氏プロフィール

1975年に千葉県に生まれ、高校卒業後音楽活動を経て有限会社スタート・トゥディを設立します。
2004年にZOZOTOWNを開始、2007年東証マザーズ上場後2012年には東証第一部に上場しました。

前澤氏が起業するまでの経緯

スタート・トゥディを創業した前澤氏は千葉県鎌ケ谷市出身で高校進学後、バンド活動をしていたそうです。
その傍ら建築系のアルバイトをし、音楽活動代やアメリカへの留学費を稼いで留学します。
1995年に帰国すると、輸入レコードやCDの通販ビジネスを始め
1998年に有限会社スタート・トゥディを設立し、2000年株式会社となります。

この頃音楽活動ではメジャーデビューを果たしビジネスと両立しますが、ビジネスに専念しようとバンドから脱退し、2004年には現在のスタート・トゥディの事業の中心であるZOZOTOWNのサービスを始めました。
現在スタート・トゥディの代表取締役社長を務めています。

メジャーデビューしても感じた違和感

高校卒業後バンド活動を続けていたものの、プロになりたくて続けていたわけではありませんでした。

ライブハウスで演奏していると、たまたまレコード会社の方が声をかけてくれたのでやってみようと思っただけでした。
始めの頃はインディーズレコード会社からシングルレコードを出したのですが、ラッキーなことにかなりの売り上げがあったのです。
それがバンドのファーストシングルとなり、結果的に数万枚の売り上げとなりました。

ですが、メジャーデビューを果たしたものの、何か違和感を覚え始めたのです。
バンド活動は音楽が好きで始めたのに、メジャーデビューしたら決まった時期に決まった曲数のアルバムを出さねばなりません。

さらに、アルバムを出すと全国ツアーを回らねばならず、いつもバンドの同じメンバーと行動を共にしないといけません。

そうなると、会社員と同じ生活だな・・と思ってしまい、バンド活動に飽きてしまったのです。
その頃、彼はバンド活動と平行して海外から買い付けたレコードなどを通信販売していたそうで、そのビジネスの方が楽しくなってしまったのです。
結果的に、それが現在のZOZOTOWNへとつながっていったと彼は感じています。

スタート・トゥディの取り組み

彼の経営するスタート・トゥディは面白い取り組みを行っています。
ろくじろうという制度を導入しており、これは6時間労働制というこの会社独自の取り組みのことです。

生産性を落とすことなく短時間で仕事に取り組もうというのが目的です。
社員全員が6時間で仕事を終えられれば、15時に帰宅することができ、終わらない人がいる場合お互いに助け合って仕事を終えて帰宅する・・という制度です。
この制度を導入することでより効率のいい働き方を目指していると言っていいでしょう。