社員に成長を実感してもらいたい!トレスイノベーション株式会社塚本翔太

2016.8.23 IT・WEB

塚本翔太氏は美容師などを経験後トレスイノベーションを設立します。

彼が起業した経緯や従業員の自主性を引き出すためにやっていることとは?

塚本翔太氏プロフィール

1987年に埼玉県生まれ。

美容師として働いた後、広告代理店の立ち上げに加わり未経験ながらITビジネスの実績を積んだ後営業で高い成績を収めました。

2015年に友人と共にトレスイノベーション株式会社を設立します。

起業したきっかけ

彼はどういった経緯でトレスイノベーションを設立することになったのでしょうか?

美容師を経験しIT業界を経験した後で彼は起業しました。

今その頃のことを振り返ってみると、人生波乱万丈という言葉がピッタリだそうです。

専門学校を卒業し、美容師の仕事に就いていた彼は将来のことを考えた結果退職します。

その後、学生時代の知り合いが広告代理店を起業するということでIT業界で働くことになり、そこで営業の経験を積んだ後別の会社に転職し、フェイスブックの広告代行などの業務の経験を積みました。

彼はIT業界に入りさまざまな経験をしたそうですが、28歳の頃今でも忘れられない挫折を味わいます。

上司からの期待に応えるため毎日奮闘していたものの、期待に沿える程の売上を伸ばすことができませんでした。

そのせいで彼は精神的に参ってしまったのです。

彼がトレスイノベーション株式会社を設立したのはこの挫折があったからこそなのです。

専門学校当時の友だちや地元の友だちなど、4名で会社を立ち上げました。

従業員の自主性を引き出すためにやっていること

新規事業を展開すると同時にエンターテイメント性を追い求める上で大切にしていることとは従業員がやりたいことをやれる環境づくりだそう。

つまり、彼が重要としているのはボトムアップなのです。

従業員がやりたいと思ったことが事業になりやすい社風に魅力を感じてこの会社を選んでくれる人が多いと言います。

当然、ただやみくもに従業員に提案しろと言っているだけでは彼らの潜在能力を引き出すことは難しいため、大切なのは従業員に成長しているという感覚を持たせることだと考えます。

ある高校野球部の監督によれば、最近の若い人は目標を与えられてもすぐに自分は無理だと諦めてしまうそう。

そのため、目標を外に持たせるのではなく彼ら自身の中に成長の目標を作るべき・・という考え方を持っています。

つまり、成長しているという実感を持ってもらうことで自信をつけさせることが大切なんですね。

自分自身の中で成長していることやできることが実感できれば、新しいアイデアや考えを自信を持って生み出すことができます。

そのため、トレスイノベーションでは従業員それぞれの小さな成長であっても評価できる環境や制度を積極的に設け、成長しているという実感を持てるよう努めています。