経営は自然体でエン・ジャパン代表取締役会長越智通勝

2016.9.13 IT・WEB

エン・ジャパン越智通勝氏は中学生の頃起業家を目指すと決め、自然体で経営をし続けてきました。

いずれ社会正義性を世界にも広めたいと考えています。

 

越智通勝プロフィール

1951年兵庫県に生まれ、大学卒業後アパレルメーカーに就職後転職し大手教育コンサルティング会社勤務。

1995年求人サイトエンの運営を始め2000年にエン・ジャパン株式会社を独立させる。

2001年に上場を果たす。

 

中学の頃に起業家を目指し始める

起業家を目指し始めたきっかけは中学生の頃のことで、兄弟の一番上の兄が起業したことで自分も将来起業したいと考えたそうです。

ただ、社長にいきなりなるということに劣等感も感じていたとか。

その理由は会社員だと上下両方からプレシャーがかかるでしょうが、社長は一番上に立つ人なのでそういったことがなく、甘くなる部分があるからです。

それに、社長と聞くとわがまま・・というイメージがあったため

いったんサラリーマンという経験を積みその後社長になりたいと思うようになったのです。

その当時はサラリーマンの方が社長より大変だと思っていたんですね。

また、自分は父が経営者で芦屋に住んでいたため、どうしてもお坊っちゃんの自分に劣等感を感じていたため、厳しい環境下に身を置いて鍛えたいと考えていました。

そのため、岡山に全寮制の高校がありそこに入学し高校時代はスパルタ教育で厳しく鍛えられ成長しました。

彼の考える逆境下に陥った時の経営のポイント

経営に最も大切なことは自然体で経営を行うことで、ふだんからきれいごとばかり言っているといざなにかあった時に経営者として誤った判断を行いかねない・・

つまり、偽善的では経営者は務まらないのです。

エン・ジャパンは希望退職者を募る決断ができたのは人理念というものがあったからで、これは縁があり集まった人達を人間成長と言う視点から目をかけて育て続けもし会社が危機に陥り退職せざるを得なくなっても、どこか他のところで通用するような人材を育てられるよう支援、努力することだと考えています。

人間成長とはつまり自らを成長ステージとビジネスと同じと考え心技一体のプロとして心身ともに豊かな人間になるということですね。

エン・ジャパンは仕事を成長の場と考え、どの業界においても社員が通用できるように育てていくよう努力してきました。

希望退職を募るのには大きな葛藤が

もちろん、希望退職者を募ると決めるまでにはかなりの葛藤があったものの、日ごろから人理念を社員に伝えてきたことによって決断の時期をミスせずに済んだと考えています。

退職した人の中で転職先に困ったという人を聞いていないため、それまで厳しく育ててきたことが間違いではなかったと確信しています。

 

社会正義性を世界に広めたい

このように、社会正義を信じ経営を行っているエン・ジャパンが企業として成立し続けており、収益も上がり続けています。

 

それを若い方に知ってもらい起業家を目指す人の模範や憧れになるような会社に今後したいと考えています。

彼は上で書いた社会正義性を他の業界にも広げ、最終的には世界に発信したいと考えています。