花嫁さんにこだわりのウェディングドレスを!有限会社クリエスト小山真結美

2016.11.15 小売・卸

何度も使われているレンタルドレスの価格に疑問を持った小山氏が起業するまでの経緯と起業したい女性に伝えたいこととは?

小山結美氏プロフィール

1998年有限会社クリエストを創業。

現在、長崎県県産品愛用運動普及促進協働事業を採択し実行委員として活動しています。

起業までの経緯

オーダーウェディングドレスデザイナーとして独立した彼女は何度も利用されているドレスの値段が変わらないレンタルドレスに納得がいかなかったそうです。海外では新品のドレスを購入し挙式するのが当然だというのを知り、起業することを決めたのです。

新品で好みのウェディングドレスで挙式してほしい、花嫁さんのこだわりに応えてあげたいという気持ちからデザイン事務所へ転職後、起業する日のためにと名刺やロゴを製作していたそうです。自分の結婚を機にオーダーウェディングドレスのお店を開こうと出産後3か月から起業ノウハウを勉強するためのセミナーなどに通った結果、半年で起業にこぎつけたというから驚きです。

若い頃は洋服のデザイナーになりたいと考え勉強していた頃デザイン画を描いたり、小物や洋服などを作ったりしていた彼女はドレスショーの手伝いをしたのがきっかけとなり、ドレスのデザインをしようと方向転換し、ウェディング業界へ足を踏み入れたのです。

ネットの普及によって簡単にさまざまな情報を得ることができるようになり、ウェディングも豪華主義からオリジナル性、自分らしさが重視されるようになります。その当時ウェディングドレスはレンタルが一般的だったのが、海外では新しいドレスを購入するかオーダーするのが一般的だということを知ったのです。

かつての日本も結婚式のために新しい着物を作っていたはずなのにどうしてレンタルドレスになったのだろうと疑問に思い、新品のドレスを安く購入できるよう海外のドレスが輸入できるところを調べます。
開業後、理想と現実が裏腹で葛藤する毎日が続きました。

新しいものを作ることができるもののニーズと合わない・・という事態に陥ったのです。

たとえば、ドレスの生地がポリエステルかシルクか努力次第で差を2~3万円にすることができても、値段で選ぶ人が多いため品質の高いウェディングドレスを着てもらいたい・・という理想とお客さんとのニーズが合わないという現実を目の当たりにします。

起業したい女性へ伝えたいこと

もし、やりたいことがあるならそれを強く思うことでチャンスは必ず訪れるはずです。ただ、それを手に入れられるかどうかは自分の思いきりと努力次第です。

人とのつながりを大事にしながらアンテナを常に張って自分磨きをし準備していれば、自然に願いをかなえるための情報が入ってくるはず。

ですので、その手に入れたチャンスは必ずものにするようにしていただきたいと考えます。