起業は単なる手段ケミストリー・クエスト株式会社米山維斗

2017.4.13 その他

史上最年少で社長に就任した米山氏が起業したきっかけは単なる手段だったそうです。
将来は興味のあることをとことん突きつめる職業に就きたいという彼が開発したケミストリークエストとは?

永山維斗プロフィール

1999年神奈川県に生まれ小さい頃から宇宙に興味があり、鉱物や元素、古生物などへの関心が高く小学校3年生の時に開発したカードゲームの売り上げは1億円となり、現在社長を務めています。

ケミストリー・クエストとは

では、彼が開発したケミストリー・クエストとはいったいどういったゲームなのでしょうか?

このゲームは米山氏が考えた化学結合ゲームのことで、元素記号を48枚組み合わせることでよりたくさんの分子を作っていく興味深いゲームです。
酸素や炭素、水素、窒素などの原子カードなどのカードを結合させて水や二酸化炭素・・などを作るゲームで、最終的によりたくさんの分子を結合させて相手よりたくさんの原子カードを持っている方が勝ちという仕組みです。

化学を詳しく知らない小さい子どもさんでも楽しめるゲームで、科学結合を勉強するきっかけになりそうですね。

米山氏が起業したきっかけとは

米山氏は小さい頃に宇宙に興味があり、それ以無機鉱物や化石などに関心を持ち始めます。
さらに、小学校3年生の頃に彼が考案したのが原子を結合させ分子を作って勝ち負けを決めるケミストリー・クエストだったのです。当時まだ12歳という若さでケミストリー・クエスト株式会社を起業し、史上最年少で取締役社長に就任します。

このカードゲームは発売前からさまざまなところで絶賛されており、すでに5万部以上の売り上げをほこり、彼が開発したアプリはなんと世界各国から5千万ダウンロードを記録しているというから驚きです。
彼は起業するにあたり特に目標があったわけではなく、あくまで手段のために起業したそうです。
小学校5年生の頃に年代を問わず楽しめる東京国際科学フェスティバル2010というものが開催されたそうですが、誰でも出展できると知り、ケミストリー・クエストを出してみようと考えたそうです。

出展してみると、同年代のお子さんからの評判がよかったり、大学の教授などからの高い評価をもらったりしたため、もっとたくさんの人にこのケミストリー・クエストを楽しんでもらえたらな・・と思ったそう。
それを実現するには商品化の必要があり、商品化のためには会社を興す必要があったので起業しようと思ったわけです。

米山氏の将来の夢

さて、今後の彼の夢とはいったいどのようなものなのでしょうか?
分野こそ決めていないものの、研究者になりたいというのが彼の夢だそうです。
自分の興味をとことん突き詰めていくような職業に憧れがあるそう。

彼は2013年に開催された東京国際科学フェスティバル2013の副委員長も務めたそうです。
このフェスティバルでは幅広い年代の方が来場し楽しんでもらうことができ、化学に触れてもらうことができたのがうれしかったとか。
彼のこれからの活躍に注目したいですね!