食わず嫌いにはなりたくない!株式会社スパイスボックス田村栄治

2017.1.17 IT・WEB

広告代理店勤務を経て株式会社スパイスボックスを設立した田村氏。

彼が起業するまでの経緯とスパイスボックスの企業理念とは?

田村栄治氏プロフィール

1968年生まれ。

大学卒業後広告代理店に入社し、転職後自社メディアの運営、開発、広告事業担当として勤務。

2003年、日本初デジタルエージェンシーである株式会社スパイスボックスを設立し現在に至ります。

会社員を経て起業するまでの経緯

学生時代の就職活動の際、広告代理店の面接で起業したいので入社後5年で退社したいと伝えたそうです。

面接官はそれを前向きだと捉え、採用されました。

しかし、5年間では学べないことも多く、最終的に10年間勤務することになりました。

30代になると営業成績はあげられていたものの、現場での仕事ばかりだったので経営やマネジメントなどの勉強をして将来に備えたいと考えるようになっていきました。

そんな時、先に転職していた先輩から誘われて田村氏も転職することになります。

広告代理店経験者ということで採用されたものの、ネットやデジタルなどについてはほとんど知識がなかったので当時は戸惑うことも多かったそうです。

しかし、子会社を立ち上げる際の業務に携わることができたり、チームを統括する立場になったり、そのようなさまざまな経験をさせてもらえたのは今の自分にとって財産になったと感じています。

その後、2003年に起業し株式会社スパイスボックスを設立します。

株式会社スパイスボックスの企業理念

では、株式会社スパイスボックスの経営理念とはどういったものなのでしょうか?

事業面について言うと、デジタル領域において総合的に対応できる企業・・という基本的な考え方は今でも変わりません。

また、自由と責任を両立することを前提とした文化や価値観を大切にしており、従業員全員で守るべき行動規範を決め小冊子にしているそうです。

スパイスボックスのような直接顧客と関わる企業ではその瞬間的な行動や判断がビジネスを左右するので、社員ひとりひとりがプロ意識を高く持ち仕事ができるような環境づくりを行っています。

また、彼自身は食わず嫌いをしないということを心掛けています。

それはビジネスでも人間関係でもそうで、挑戦せず周りの声や印象だけでやらないとチャンスを逃すことになるため、学生の頃から自分の目で確かめてから判断すると決めています。

また、スパイスボックスの全社員にも食わず嫌いにならないようにいてほしいと願っています。

今後の展望

スパイスボックスのような総合的に対応可能なデジタル企業は日本ではニーズが高いものの、ほとんど存在していないのが現状です。

この地位をさらに強固なものにするため、育成基盤が強くなった現在だからこそ社員を増やし、企業規模をより大きくしていきたいと考えているそうです。

今後のスパイスボックスの飛躍的な成長が目に見えるようです。