人を喜ばせるものをデザインしたい!株式会社グラマラス森田泰通

2018.1.5 サービス

全くデザインの経験がなかった森田氏が18歳の時バーをデザインするきっかけになった出来事とは?

森田恭通氏プロフィール

1967年大阪府に生まれ、独創的なプロダクトデザインやインテリアなどを手掛け建築分野で高評価を得ているデザイナーの一人です。

18歳の時バーのデザインを行って以来、オフィスや店舗、公共施設、ホテルなどのデザインを手掛けています。

デザインを始めたきっかけ

森田氏はデザイン学校でインテリアデザインを勉強したわけではないそうです。
オシャレなファッションが好きというところからスタートしたというから驚きです。

現在のような空間デザインを行うことになったのは神戸でアルバイトしていた頃、お客さんに神戸にないお店はどういったお店かを聞かれたことだそうです。
それに対し、彼はさまざまな人が集まる恰好いいニューヨークによくあるようなバーは神戸になないと答えたのです。

その答えに、そのお客さんは全く図面も引いたことのない彼に対してそんなバーを作ってみてくれないかと頼んだんだとか。

このことが18歳で全く未経験だった彼が若者向けのおしゃれなバーをデザインしたきっかけだったそうです。
その後、1996年に森田恭通デザインオフィスを設立。
さらに、2000年には有限会社グラマラスを設立しその後株式会社化します。

人に喜んでもらえるものを作りたい

彼は以前ルームディフューザーをデザインしたそうですが、その時にデザインしたのは6種類の香りでした。
1年半かけて6つの香りを全くゼロのところからデザインしたそうで、ボトルデザインは自然でありながら豪華なイメージでインテリアの一つとして取り込まれるようにと陶器で木の幹の形をしたボトルに仕上げました。

彼が何かデザインをするときは自分だったらこういうものが欲しいと思うようなものや、友だちにこんな素敵なものがあるよと教えたくなるような驚きのあるものを作りたいと思っているそう。
デザインするものが香りであっても、空間であってもそれ以外でもどんなものでも人を驚かせ幸せになるものにしたいと考えています。

彼のオフィスは東京元麻布のマンションの2階にあり、100坪以上の広々とした開放的な空間です。
つまり、営業部門と執務室、デザイン部門などという具合に分けているのではなく、部屋同士の間仕切りが一切ありません。
シンプルなレイアウトで社長室も同様に執務室の一角に彼のデスクが置かれています。

デザインとアートは似ているようで違うものと考える森田氏ですが、デザインはビジネスの起爆剤になり、アートは趣向や主張であり両者にははっきりとした違いが存在しています。
そんな彼が経営する株式会社グラマラスは個々の完成を刺激するアートな趣向と、デザインオフィスに要求される機能性がバランスよく存在しています。
今後森田氏のさらなる活躍に目が離せそうにありません!