農業こそビジネスチャンスの多い業界!株式会社サラダボウル田中進

2017.11.27 小売・卸

会社員として充実した生活を送っていた田中氏が農業に就き、株式会社サラダボウルを設立するまでの経緯や、今力を入れていることなどをまとめてみます。

 

田中進氏プロフィール

1972年山梨県に生まれ、大学卒業後大手銀行に入行し5年後保険会社に転職します。

その後農業に就き、2004年株式会社サラダボウルを設立し現在に至ります。

 

株式会社サラダボウル設立までの経緯

サラリーマンだった田中氏が辞め、農業に就いて株式会社サラダボウルを設立しようとしたきっかけはなんだったのでしょうか?

 

サラリーマンになり毎日充実した生活を送っていたものの仕事に夢中になったり、心から笑顔・・という人に出会うことはなかったそう。

自分も現状に満足することはない毎日を送る中で小さい頃を思い出すと、農業で働いている人は常に笑顔で消費者においしいものを届けることに夢中になっていた思い出が多かったことに気づきます。

 

また、会社員時代の仕事を通して農業には無限の可能性があるのでは?と感じ、他の業界と比較すると古い体質が残っているため、まだ手をつけていないことが山ほどある、つまりチャンスの多い業界なのではと気づいたのです。

農業こそ夢中になれビジネスチャンスにあふれていて消費者においしいものを届けられるものはないと考えるようになっていくうち、農業の新たな形を作る会社である株式会社サラダボウルを南アルプスと八ヶ岳に囲まれた山梨県中央市に設立します。

 

冒険や背伸びはしない

彼はビジネスを行う上で冒険や背伸びはしないと決めているそう。

大きな失敗をするかどうかは自分たちの強みや能力より、社会的な要請によるものが多いと考えるからです。

社会が要請するところに消費者のニーズがあり、それに合った投資をしていけばよっぽどのことがない限り失敗しないと強く感じています。

 

その社会の要請に対し生産管理やマーケティングなどさまざまな知識や情報を含め実行できる人がいるかどうか、野菜をちゃんと栽培できる要素があるかどうか、あとは無茶な取り組みをしていないかどうか・・などを常に考えながら農業を行っています。

 

株式会社サラダボウルが力を入れていること

株式会社サラダボウルでは消費者のニーズを常に的確につかむことに力を注いでおり、たとえば、出荷の際に規格を均等にすることより鮮度を優先しているそう。

その理由は消費者は実際のところ新鮮なことに魅力を感じており、野菜の大きさが揃っていることにそこまでこだわっていないと強く感じるからです。

 

どこまでも消費者の目線に立って考えることで株式会社サラダボウルのファンを確実に増やし続け、取引先のスーパーなどではサラダボウル専用のコーナーが設けられているところもあるとか。

消費者目線に立って野菜を作り続ける株式会社サラダボウル。

今後ますますファンが増え続けるのは間違いなさそうです。