ネット通販のポイントを共通化!株式会社ちょびリッチ斎藤利春

2017.3.3 IT・WEB

ネット通販で付与されるポイントの使い道がなかったのを共通化することで利便性を高めようと起業した斎藤氏。

彼が起業した経緯や苦労したこととは?

 

斎藤利春プロフィール

1972年長野県生まれ。

電線メーカーに勤務後起業します。

株式会社ちょびリッチを創業、ポイント交換サイトを立ち上げ現在に至ります。

 

ビジネスを興すきっかけとは

斎藤氏は30歳までに何か商売をしたいと考えていたものの、そのきっかけがなかったそう。

勤めていた会社の仕事に慣れてきたので、このまま会社員でもいいかと思うこともあったと言います。

ですが、いっぽうで何か無理にでも理由をつけないとずるずると毎日を送ることになりそうだと感じ、勤めていた会社を辞め起業しようと決意したそうです。

その当時、資本がほとんどなくても始められるネット関連のサービスを始めようと事業アイデアを3つ考えていました。

まず、長野県の地域情報サイト、チャリティオークションサービス、アフィリエイト型のショッピングサービスで、チャリティオークションサービスは一見社会的意義が高く感じますが、儲けがほとんどありません。

また、地域情報サイトは一緒に仕事を始めようと思っていたパートナーに反対されてしまいます。

残るアフィリエイト型のショッピングサービス事業を具体化し、事業を始めたのです。

 

2000年を少し過ぎた頃から日本のネットショッピング利用者が増え始め、急成長を見込めるマーケットとして注目され始めました。

彼自身もネットでさまざまなものを買っていたため、しょっちゅう請求書が届いていたそうです。

そのおかげで、さまざまなショッピングサイトが独自にポイントを発行していることを知ったのですが、欲しい景品とポイント交換するにはポイント数が足りなかったり、そもそも欲しい景品がなかったり・・など、ネットでポイントを活用する場面がほぼなかったのです。

つまり、彼自身がユーザーの立場で不便を感じていたため、ネットショッピングで付与されるポイントを共通化することで利便性が高まるのでは?そういったシステムづくりをしようと思いつき、現在につながっているそうです。

 

起業して苦労したこと

起業して大変だったり、苦労したことはあまり思い出せないそうです。

その理由は彼が興した事業はあまり初期投資がいらないビジネスで固定費がかからなかったからだと考えます。

ただ、大々的に広告展開を行った2006年頃までは多額の借金がありました。

広告にどういった反響があり効果があるのかを把握するため、かなり資金が必要でした。

その結果、新聞やラジオ、雑誌などに広告を出したことから、効果は多少あったものの借金返済は大変だったとか。

広告について根本的に理解していなかった・・と痛感しています。

今後はネットとリアルの両方でポイントを貯めることを可能にできたらと考えているそう。