日本一働きたい外食チェーンへ!株式会社ペッパーフードサービス一瀬邦夫

2018.1.16 サービス

ペッパーフード一瀬氏は高級料理ステーキを気軽に食べられるものへと変えていきました。

彼はペッパーランチを日本一働きたい会社へと成長したいと考えています。

一瀬邦夫氏プロフィール

1942年生まれ。

高校卒業後山王ホテルに就職し修行を積み、1970年キッチンくにを開業します。

1994年株式会社ペッパーランチを展開後、東証マザーズ上場を果たします。 

開業後

最初に就職したナポリというお店からテーブルや椅子、冷蔵庫などをもらいペンキを塗り直して使ったそうです。独立すると同時に結婚し奥さんもお店を手伝ったそうです。これがキッチンくにの始まりで、その当時の彼は自身に満ち溢れていたそうです。

ですが、実際にはキッチンくには閑古鳥が鳴き、どうしたらいいのか一生懸命知恵を絞ります。すると、その答えは身近なところに落ちていたとか。その当時ステーキと聞くだけで誰もが敬遠するような時代で、今よりその傾向が高かったそうです。それに気づいた彼は目につきやすいところに料金とメニューを書いた看板を掲げます。

このことが功を奏し、ステーキと聞くと敷居が高いように感じますが誰もが食べたいステーキ。あとはお財布と相談するだけという考え方が浸透し、すぐに繁盛店になったのです。その後、数年すると自社ビルを建設するまでになります。一見順調に進んでいるように見えたものの、そこには問題もありました。

それはスタッフが長続きしないことで、彼はそこで思案します。いつまでも1つしかお店がないことが原因では・・。そのため将来に希望が持てず辞めてしまうのだと考えた彼は多店舗化しようと考えます。

43歳の頃のことでしたが、その先には高い壁が待ち受けていたのです。

日本で1番働きたい外食産業企業になりたい

彼が目標としていることは日本で1番働きたい企業になることだそうです。世間ではよく残業代の未払いやサービス残業問題などが取り上げられていますが、ペッパーフードサービスでは残業時間の管理をしっかりと行っており、無理な働き方をさせることはありません。

給与水準も結婚後子どもが生まれてもしっかりと養っていけるだけになっており、それ以上になることも可能だそう。最近では低価格でステーキを提供する立食スタイルのステーキハウスいきなりステーキがメディアなどで取り上げられていますが、今後日本だけでなく海外にも積極的に出店していく予定だそう。

そうなれば、組織が拡大されることでキャリアチャンスの機会も増えていくに違いありません。安心して働けてやりたいことにチャレンジできる環境にいれば、会社を辞める人も少なくなるはずだと彼は考えています。実際のところ、ペッパーフードサービスの社員定着率は業界の水準と比べて高いと言われているそうです。

よく経営者は孤独なものだと言いますが、彼は自分が孤独だとは思ったことがないそうです。彼の会社で働きたいと思い来てくれる人がいて、彼についてきてくれる人がいるというのは実に幸せなことなのです。彼は時間がある限りお店に行ってアルバイトや従業員一人一人の成長を願い、お客様に喜んでもらいたいと考えています。

今後も彼は従業員と共にさまざまな夢を叶えていきたいと考えています。