起業のきっかけはライト兄弟と祖父!株式会社マンションマーケット吉田紘祐
2018.4.16 不動産マンションマーケット吉田氏はライト兄弟の本を読んだことと祖父の生き様を見て起業しようと考えました。
彼が経営で最も大切にしていることや将今後の事業展開とは?
吉田紘祐氏プロフィール
大学卒業後、リクルートに入社し広告企画営業としてさまざまな不動産会社を担当します。
2014年、株式会社マンションマーケットを創業、代表取締役に就任し現在に至ります。
起業のきっかけ
マンションマーケットを創業した吉田氏が起業しようと思ったきっかけはどういったことだったのでしょうか?
今考えてみると、起業のきっかけになったのは小さい頃に読んだライト兄弟を知った時、世の中にないものを新しく作り上げたことに衝撃を受け、彼らに尊敬する気持ちを感じたことだったそう。
さらに、彼の祖父の影響もかなりあったと言います。
彼の祖父は井戸を掘って地下水を汲んで農業に使うなど、自ら何かを作るというタイプの人でした。
何か世の中で目立つようなことを行ったとは言えませんが、人のため、世の中のためになるようなことを自ら率先してやるような人でした。
祖父が亡き後、さまざまな人から祖父のエピソードを聞いて祖父のようになりたいと彼は強く感じます。
当時彼は大学生だったのですが、ライト兄弟のことを知った時と同じ位、祖父の生き様が彼の人生の指標になっていると言っていいでしょう。
経営におけるもっとも大切にしていること
彼は会社のスタッフが増え出した当時、まだ起業したばかりの会社に入ってくれるのをありがたいなと感じたそうです。
そう感じつつ、入ってくれたスタッフが楽しみながら仕事をがんばれる環境作りを目指しています。
最も重要なことは働いている人たちが同じ方向を向いて楽しみながら仕事をすることだと考えているため、まずは自分たちがいいものをきちんと作っていきたいと痛感しています。
今後の事業展開について
今後の事業展開として彼は情報の非対称性を解消するためマンションマーケットを強化したいと考えており、売る人と買う人が個人取り引きするようなマッチングなども考えています。
さらに、ネットを使って新たなサービス展開も行っていきたいと考えています。
マンションマーケットのサービスはユーザーの行動データや物件の価格情報などのデータが集まりやすいシステムとなっているので、事業をサポートする意味でもビッグデータを使った解析などの部分も視野に入れたいと考えているそう。
他に、信頼できるエージェントを消費者が見つけられるようなマッチングサービスも行いたいと考えています。
現在、不動産仲介業者はどんな物件でも消費者に紹介することができるため、担当する企業のコンサルティング力などにより取り引き内容に差が出てくる傾向にあります。
企業の実績やスキルなどの情報公開を行うことで、新たなマッチング方法を作り上げていきたいと彼は考えています。