夢はカンパニードクター株式会社和田総研代表取締役会長和田一夫
2017.5.11 サービス今でもチャレンジし続ける和田総研和田氏。
大きな成功の後失敗を経験しながらもカンパニードクターになろうと努力し続けています。
和田一夫氏プロフィール
1929年神奈川県に生まれ大学卒業後八百半商店入社。
その後株式会社八百半デパート設立後代表取締役社長就任。
海外11か国進出を果たし香港に総本部を設立後移住。
1997年株式会社ヤオハンジャパン倒産後辞任。
現在、経営者育成を行っています。
小さい頃の和田氏
和田氏は子どもの頃どんなお子さんだったのでしょうか?
彼は過保護に育てられたため小さい頃は弱虫だったとか。
勉強についてもあまりできなない子どもだったそうですが、お母さんが一生懸命教育し育ててくれました。
学校の成績は丙ばかりで、音楽や体育などが特にできなかった子ども時代だったそうです。
両親がヤオハンという八百屋さんを経営していたため、彼を商業高校に進学させたいと考え簿記に強くなるよう算数を熱心に学ばせたとのこと。
その親の希望通り、彼は商業高校に進みます。
彼の人生最大の成功とは
もともと彼は八百屋の二台目だったため、若い頃にアメリカの流通業かに触発されたことで八百屋をスーパーにし、県内でチェーン展開を始めました。
その当時の彼の夢は日本一のスーパーに育てることで、そのためブラジルを始め海外16か国に450店舗を展開し国内外に上場企業を9社も作ったのです。
彼は最盛期に従業員2万8千人、年商5千億円にものぼる企業グループを作ったことが最大の成功だそう。
ところが、1997年にヤオハンジャパンは資金繰りに困り倒産します。
彼の最大の失敗はこれで、責任を取り全てのグループの役職を辞職したことは有名です。
また、粉飾決算の容疑もあり人生最大のどん底を味わいます。
さらに、全財産を差し出してゼロから始めることを決めたのです。
今でもチャレンジを続ける和田氏
彼は高齢である現在でもチャレンジをし続けているというから驚きです。
今でも今後伸びると思われる事業は感覚で分かりますが、高齢のため第一線に立ち続けることは不可能です。
そのため、カンパニードクターになろうと考えています。
それは企業をコンサルティングすることで、自分が実体験した成功と失敗を元にした企業の病気を治療するドクターのようなものだと言っていいでしょう。
このカンパニードクターになろうと決めたのは70歳の頃で、ヤオハンが倒産して2年後でした。
この仕事をするため10年間は勉強しようと決めたのです。
今でもスーパーマーケットの海外進出戦略においては誰にも負けない自信があります。
ただ、自分の考え方が今の時代に通用するのか試したいと考えています。
将来、私が言ったことは本当だった・・などと言われるようになるのが目標だそうです。
何歳になってもチャレンジし続けることは本当に素晴らしいですね。
起業を目指す人に思うこと
まず、自分がやりたいことはなんなのかを何年かかってもいいので見つけることが大切です。
それが決まれば必ず実現することは可能です。
どんな夢であっても必ず叶うものです。
夢を持ち続けることはそんなに大したことではないので、まずは夢を持つようにし、決断したら行動する・・これが大切なのです。
もし、失敗したとしてもそれには大きな価値があり困難に陥ってもそれを楽しむくらいになりなさいと彼は言います。
そうすれば、先が見えてくるはず・・。
失敗を恐れることなく、次の成功につなげられるよう努力し続けることが大切です。
彼の言うように夢を持ち続け成功する起業家がどんどん現れることを期待しましょう!