経営者は孤独でも人とのつながりは大切にしたい!ネットイヤーグループ株式会社石黒不二代
2018.7.7 その他
就職の際に女性差別を受けたことで奮起したネットイヤーグループ株式会社石黒不二代が大切にしていることや奮起したきっかけとはどういったことだったのでしょうか?
石黒不二代氏プロフィール
大学卒業後就職し、その後転職新規事業に携わった後アメリカの大学に留学、MBAを取得します。
1994年アメリカで会社を設立後ネットイヤーグループに参加、2000年代表取締役社長に就任し、現在に至ります。
彼女が奮起したきっかけ
彼女がビジネスマンとして奮起したきっかけは両親の教育が大きいそう。
製造業を営んでいた父親が小さい頃から自分の人生は自分で決めるように言われていたため、すべて自分の責任で親を頼らずに判断する必要がありました。
彼女のビジネスマンとしての人格はこのように培われたと言います。
大学卒業後、男女雇用機会均等法がまだなかったこともあって大学を出た女性の就職は大変厳しかったそう。
なので、いくら女性に能力があっても女性というだけで就職差別があったのです。
そういった状況が仕事への闘志をかきたてたと言います。
結局アルバイトをすることになった彼女はその1年後正社員として就職し、アメリカやヨーロッパを担当になります。
単身ヨーロッパへ渡り、女性第一号の海外出張を実現させたのです。
それが彼女の評価を上げることになります。
石黒氏が大切にしていること
そんな彼女が大切にしていることとはどんなことなのでしょうか?
彼女曰く、人とつるむのが苦手だそう。
ビジネス交流会に参加したり、組織に属するのさえ面倒と感じ、家でひきこもっている方が楽だったんだとか。
ですが、経営者が集まってさまざまな情報交換をしているのを知り興味を持つようになり、自分で考えればいいと思っていたのが、そういった集まりの中に入ってみたらもっと違う考え方ができるのかも・・といった思いを持つようになったのです。
そもそも彼女は寂しがりやではないため、友だちを増やそうなどとは考えていませんでした。
仲のいい友だちや心から信頼できる友だちはいるものの、日ごろから頻繁に連絡を取り合うわけではなく、常に一緒にいようとは思いません。
よく、経営者は孤独なもの・・と世間では言いますが、彼女曰くそんなの当たり前なんだそう。
ですが、さまざまな経営者の集まりに参加し話しているうちにお互いのよさが分かるようになり、情がわいてきたのです。
その情とは家族や親しい友人とは違ったもので、自分にとってもそういった交流を持てるのはメリットだと考えるようになりました。
起業家の集まりに参加するようになった彼女はさまざまな起業家と接するうちに、この人はこんなことを考えているんだ・・と耳を傾ける時間が幸せだと感じるようになったのです。
そういった心を許せる人たちとこのようにつながれるようになり、心からうれしいと感じているそうです。
経営者は孤独・・とは言っても、こういったつながりを持てるのは本人にとっても企業にとっても成長につながるに違いありません。