従業員の力を最大限に引き出したい!株式会社GREEN TOMATO金子愛
2018.8.15 サービス起業後たった1週間で東日本大震災に遭い苦境に立たされたもののチャンスととらえた金子氏。
彼女が立ち上げた株式会社GREEN TOMATOの事業内容や名前の由来、彼女の今後の展望についてご紹介します。
金子愛氏プロフィール
1975年千葉県に生まれ、短期大学を卒業後株式会社GREEN TOMATOを設立し代表取締役に就任、現在に至ります。
株式会社GREEN TOMATOの事業内容
株式会社GREEN TOMATOは成田空港と東京15区間をエアポートシャトル、チャーターシャトルで結ぶサービスを行っており、他の企業にはないオリジナル商品が魅力となっています。
他にも、オーダーメイドツアーなど旅行に関することならなんでも相談に応じてくれることで知られています。
また、株式会社GREEN TOMATOは成田空港からオフィスが非常に近いため緊急時の対応も迅速です。
この株式会社GREEN TOMATOのキャラクターや商品名の由来は世界中の人が誰でも知っているという親しみやすさからつけられたとか。
トマトは種をまくと芽が出て花が咲いて実をつけます。
そのトマトの実は緑だったのがだんだん赤色になっていきます。
そんなトマトの成長と重ね合わせたわけですね。
さらに、お客様に育てていただくという気持ちが込められており、キャラクターとして純(じゅん)と愛(あい)が生まれました。
このキャラクターたちはまだ1歳という設定でお客様にかわいがっていただきたい・・という思いが込められています。
千葉県産の田舎で育ったトマトであか抜けない感じが親しみやすいですね。
キャラクター設定から名前の由来までさまざまな思いが込められているのが分かります。
起業して苦労したこと
株式会社GREEN TOMATOを設立したった1週間しか経っていないのに東日本大震災があり、日本におられた外国人のお客様は急遽帰国されました。
当時入っていた予約は全てキャンセルになってしまったため、仕事が全くなくなってしまったそうです。
ですが、落ち込んでいても仕方のないことだと考えた彼女はその苦境をチャンスだととらえ、今後の方向性について時間をかけてキャラクターづくりなどスタッフ全員で考える時間に充てたとか。
そのことが今の会社の成長につながっていると実感します。
こだわっていること
グループ企業にハイヤー会社を所有しているため、他の企業との差別化が図れる点です。
また、スタッフ全員が協力し合い、Team GREEN TOMATOとして業務に取り組んでいること、他の企業では取り扱わないような商品の企画を行ったり、販売をしている点だそう。
今後の展望
彼女は経営においてスタッフそれぞれが持っている力を大切にし、最大限に引き出したいと考えており、今後も楽しみながら働ける環境づくりを追求したいと思っているそう。
また、今後は個人訪日旅行者に向けてオリジナルパッケージ商品を企画、販売したり、バス事業に参入したり、主要空港にシャトルを展開したい・・などの夢があります。
きっと、その夢はどれも近い将来に実現するはずです。