起業のきっかけは竜馬がゆく!株式会社ビーボ武川克己

2016.12.20 その他

武川氏は大学時代に竜馬がゆくを読んで起業することを志します。

彼が新しい価値を見出すために行っていることとは?

武川克己氏プロフィール

1984年京都府に生まれ、大学卒業後ベンチャー企業の立ち上げに参画します。

上京し、デジタルマーケティング会社で勤務した後、2010年株式会社ビーボを設立します。

起業の経緯

武川氏は大学時代に武川氏は竜馬がゆくを読み、起業を志すようになったそうです。高校時代の彼は野球に明け暮れていたため、大学に入ったら何がなんでも遊んでやろうと思っていたそう。大学は推薦で入学し、最初の1、2年は遊んでばかりいたそうです。ただ、小さい頃から読書が好きだったため読書だけは欠かさなかったそうです。

そんな大学生活の中で彼は竜馬がゆくを読んで登場人物の人生観にあこがれを持つと同時に、焦燥感にさいなまれたそうです。彼らは自分たちが生まれてきたのは世の中で何かを成し遂げるためで、使命を果たせれば自分の人生を終わりにしてもいいというくらいの考え方を持っていたのです。

ですが、その当時の彼は彼らのような一生を全て賭け何かを成し遂げようと思えるようなものは何もない。

その当時はちょうどベンチャーブームの真っただ中で、起業という言葉もよく耳にするようになり、さまざまなベンチャー企業がメディアで取り上げられるようになっていたのです。それを見ているうちに、大学時代に読んでいた竜馬がゆくとベンチャー経営者たちが繋がったそうです。経営者とは自分が生きる意義を自分が行う事業に見出し、それを通じて何かを達成しようとしている存在だということに気づきます。

彼は自分も起業し事業を行うことで、何かを後世に残せるような人生を送りたいと感じたのです。

新しい価値を見出すには

これまで彼も社員も同じ目線で事業に取り組んできたものの、みんなでやることのデメリットが目立っていました。

たとえば、責任がどこにあるのか不明確だったり、スピード感がなかったり、目の前にあることしかできない状況になっていることに気づき、彼は危機感を覚えたそうです。みんなでやることが強みと考えていたのですが、それでは新しい価値を見出すことは不可能だ・・と。

そこで、彼は社内を改革するため人事評価制度の構築、組織編成化、マネジメント層の育成や採用・・などで改革することにします。特に人事評価制度を運用することは将来のビーボを左右することになると実感します。社員それぞれの評価はそれぞれの目標を達成できたかどうかで判断します。

それに、全ての判断基準は思考と行動に置かれており、営業成績が優秀だったからと言って高い評価が得られるということでなく、クライアントのためになっているかどうか、今後もビーボのファンであり続けてもらえるかどうか・・といった視点から判断されると信じています。