モノづくりの鬼!株式会社TENGA松本光一

2016.8.21 その他

念願が叶い自動車整備士になった松本氏。

自動車整備士時代はお金に困っていた彼がTENGAを立ち上げ今後目標にしていることとは? 

松本光一氏プロフィール

1967年静岡県生まれ。

専門学校卒業後自動車整備工場に12年間勤務。

ヴィンテージカーやクラシックカーの整備を行います。

2005年、株式会社TENGAを設立、現在に至ります。

モノづくりの鬼

彼はモノづくりの鬼と言ってもいいでしょう。彼のその姿勢を見ていると狂気すら感じるそうです。彼は自動車が大好きで中学卒業当時すでに整備工になりたいと考えていました。電子制御時代の到来を見据えて工業高校の電子化に入り、周りからは合格するはずがないから志願しなおすように言われたとか。

ですが、その意見を聞かず彼は意思を貫き通したのです。一度決めたら突き進むという性格はこの頃から変わらないと言われています。

高校卒業後、念願がかなって自動車整備の仕事に就いた彼は12年間仕事を続けたそうです。整備士としての仕事は非常に充実しており、何よりずっと好きだったこともありお客様の喜ぶ顔を見るのはうれしかったと言います。ですが、勤務先の経営状態はかなり悪く、貧しい生活を送っていたのです。

給料が遅れるのは日常茶飯事で、電気や電話が毎月のように止められていたそう。生活はどんどん困窮し、ポケットに100円玉しか入っていないこともよくありました。そういった状況になると、どんどん欲望が敏感になるそうです。ちょっとしたことでもすごく敏感になってしまい、人に対して思いやる気持ちを持てなくなるそうです。

そのため、いくらお金に困っても人としてこうあるべきというものをなくしてはいけない・・と考えたと言います。

今後の目標

TENGAはアダルトグッズの世界だけにとどまらず、新しい世界へと快進撃を遂げています。

たとえば、先日発売された TENGAメンズルーぺという製品はスマホのカメラを使って精子の濃さや動きを見られるという商品です。医療機器ではないものの、男性側にも不妊の原因がある・・ということを世間に広めたいと思い開発したそうです。

他にもED治療や射精障害の改善などの医療分野にも TENGAの製品が導入されています。彼はアダルトグッズという呼び方に不満があるそうです。 TENGAは将来男性や女性、夫婦、カップル・・など、さまざまな人の性生活を豊かなものにしていくことが目標です。これまでアダルトグッズという言葉しかなかったのを、新しい分野として日本ではセクシャルウェルネス・・などといった言葉を使って新しいカテゴリを作りたいと考えています。

つまり、人を幸せな気分にさせる産業を目指したいと考えているわけですね。 TENGAの話題になったり、 TENGAの製品をプレゼントにもらった時、必ずだれもが笑顔になるのは間違いありません。

今後 TENGAはますます成長企業へと進んでいくことでしょう!